宛名のない手紙

ゲームをやって怪文書を綴り放流している。無意識にネタバレしてたらすみません。

コーヒートーク|いっせいトライアル

Coffee Talk - Switch

コーヒートークのswitch版が11/21(月)〜11/27(日)の期間でいっせいトライアルになっていたのでやってみました!

12/4(日)までは40%オフの960円になってるみたいです。

 

2020年に発売されたソフトです。

2023年春にはエピソード2:ハイビスカス&バタフライが出るようです。

 

シアトルにある夜しか開かないカフェ「コーヒー・トーク」のバリスタ兼マスターになって、訪れるお客さんに飲み物を提供し、会話を楽しむゲームです。

常連客のフレイヤがこのカフェを題材に小説を書くと言い出したところから始まって、そこからの2週間がゲームでバリスタとして過ごす期間です。


カフェでの会話は恋愛、仕事、親子関係といったありふれことが中心ですが、登場人物たちがエルフとかオークとかファンタジーの種族なので生々しさが薄れていて良かったです。

やる前は何となくエグい下ネタとかバイオレンスがあったら嫌だなと思っていましたが、そういう感じはありませんでした。

あと小説のネタを探しているフレイヤが他のお客さんに事情をズカズカと尋ねることが多かったですが、「差し支えなければ聞かせて」という気遣いがあったので不快になることはありませんでした。

なので全体的に刺激は少なめで、本当にカフェでゆったり過ごしているみたいに安心してできるゲームでした。

音楽もとても良くて読書のBGMとかに最適な感じです。


飲み物を提供する時はベースの飲み物(コーヒーとか紅茶とか)とトッピング(レモンとかシナモンとか)を3種類組み合わせて飲み物を作ります。

お客さんが「こんな感じで」と注文してきたものを色々試しながら作るのが意外と楽しかったです。

意外な組み合わせでおいしそうな飲み物ができるので、自分でも作ってみたくなりました。

ただ飲み物作りが楽しいのは1周目までで、2周目は正解の飲み物のネタバレを全部見ました。

……ということでこのゲーム2周しました。

 

なぜ2周したのかというと、ここからは念のためネタバレ注意です↓


1周目が終わった時、バリスタの正体が実は宇宙人で、時間をループして何度もこの2週間をやり直してると思わせる終わり方で、「全ての物語を見た訳ではありません」的な表示もあったので思わずもう1周しました。

2周して細かいセリフは変わっていたけど大筋は変化していなくて、自分には結局最後のモヤモヤした謎はよく理解できなかったですが……

個人的には、このゲーム自体がフレイヤの書いた小説なのかなと思いました。

(小説の構想が他の客から「ゲームみたいだ」と言われている、このカフェで見聞きしたことはデフォルメして書くと言っている、行き詰まったらSF的要素を入れると言っている、などから)

でも結局よく分からないです。

正直、これまでカフェでの会話を楽しんでいたので、最後に突然出てくるバリスタ周りの謎はいらなかったかなと自分は思いました。


ただ、基本的にはお客さんとの他愛のない会話を楽しみながらゆっくり楽しめるゲームで、いい時間を過ごせたと思います。